プロ人材社員紹介

事例01:住宅メーカー

新規事業のコンセプトづくり、ネーミング、ロゴ開発、HP・映像制作など、クリエイティブ面のサポートを行っています。
社長や社員から会社の持つ課題についてじっくりとお話を伺い、最初は手探りの状態でしたが、会社の思いを言語化して、社内外への伝え方を考えて、コンテンツ制作の伴走をしています。現在は、展示場のサインボード制作や、ショールームでのアート展示のためのアーティスト選定のほか、社内の組織作りにも携わり、コンサルタントのような役割も担っています。
スケジュールや予算の管理、資料探し、トラブル想定等のリスクマネジメント、モックアップの作成など、これまでの本業の経験が大いに役立っています。
クリエイティブが解決できそうな課題があれば、どんどん提案します。先日は「顧客とミーティングで使う資料やスケジュールなどをデザインしてテンプレートを作りませんか?」と提案しました。資料一つにしても、ちゃんとデザインされたものを顧客が体験すれば会社のブランドリフトの一助になる可能性があるからです。
予算がない場合は別案を提案したり、「ここはお金をかけよう」というポイントを絞るのは、映像プロデュースと同じです。
社内の組織作りの相談を受けた際は「スタッフとスタッフの掛け合わせ効果」といったスタッフィングの経験が役立ちました。

事例02ポリエチレン製袋メーカー

私の副業先はポリエチレン製袋業を行う会社です。近年の脱プラスチックの流れを受けて売上が落ち、営業力に課題を抱えており、事業転換のための施策を社員の皆さんと共に取り組むことになりました。
商品の開発から携わり、これまでに袋の色味や形状の選定、ネーミング、パッケージデザイン、PR動画の作成を行いました。
また、HPのリニューアルに一緒に取り組んだり、社員が行っているInstagram投稿やクラウドファンディングにアドバイスをしています。「今まで発想が真面目になりがちだったのが、遊び心を意識するようになりました」と言われたり、社員の意識が柔らかく変化しているのを感じられたのは嬉しかったです。 本業に近いところでの施策としては、工場の見た目がドラマ向きだったので、土日に稼働していない工場や社屋をロケ地として使用できるように料金を設定し、フィルムコミッションに申請しました。先日初めて制作会社から問い合わせがあって、この時は採用されなかったものの「ドラマ撮影がくるかも!?」と社内を賑わす話題にはなったようです。いつか本業でもロケ地として使ってみたいですね。

事例03:大型複合施設

食と土産物の大型複合施設のコンセプト作り、リニューアル施策提案、レストランのメニュー開発、SNS周りのこと、相談内容は多岐に及びますが、どんなことも壁打ち相手になります。
私の副業先の経営陣は、とにかくやりたいことがたくさんある。それを整理して、優先順位をつけ、スケジューリングをしていきます。その過程全てで、これまでの経験が活かせていると思います。
本業と違うのは自分のポジション。本業ではプロデューサーである私が責任者として様々なことを決定し舵取りをします。しかし、副業では最高責任者は私ではありません。最初はその違いに少し戸惑いましたが、やっているうちに「応援係」として取り組めばいいのだと気付きました。社長と専務は私と同世代。私は2人の間に立って意見をまとめることが多いのですが、話をしていると3兄弟になったように感じて(笑)、何でも相談してもらえる良い関係を築けていると思います。

事例04:海老養殖業

私の副業先は、2020年に全く別の事業から食品事業に初参入したのですが、「どうPRし、どう売るのか」というノウハウが社内にはなく、その点に課題を抱えていました。
私は、PR・セールスの担当者として、戦略立案、予算・進行管理、PDCA設計を行い、様々なことを始めていきました。
認知拡大のため、SNSの開設やロゴ入りのユニフォーム制作を提案。取引先に行く際に社員に着てもらい、見た人にロゴの印象を残すことが狙いです。このように、商品を広めるため社員の皆さんと日々奮闘しています。予算やスケジュール、プランを「見える化」するスキルは、大いに活かせていますし、生活者の感覚でコミュニケーションを設計してきた経験が役立っていると思います。

事例05:ボート販売

約50年の歴史を持つボートの販売などを行う会社のご支援をしています。顧客はシニア層が多いので今後も売上を維持するため、将来の顧客となるような若者やファミリー層への認知の拡大が課題です。私は課題をヒアリングし、HPのリニューアルやSNSを活用したプロモーションへの提案やアドバイスを行い、一緒に様々な施策に取り組んでいます。
HPがリニューアルオープンしYouTubeチャンネルも新しく開設。現在コンテンツを徐々に増やしているところです。
社員からは、Instagramの投稿文の内容や顧客アンケートの集計方法など小さいことも含めて色々な相談があります。小規模な会社なので、社員の皆さんと手探りで作り上げていく部分も多く、自分自身も試行錯誤しながらではありますが、SNSのフォロワーが徐々に増加していて、手応えを感じています。
クリエイターが何をやりたいかを汲み取るのがプロデューサーにとっては大事なスキルですが、副業でもこの汲み取る力は役に立っていると思います。